IBM Cognos Analyticsとは
データの準備からセルフ分析やダッシュボード作成が、Web上でセルフ・サービスでおこなえます。
業務向けのチームBIから分析向けのセルフBIまで幅広に対応できることが特色です。



データ接続/アップロード
Connect / Upload data

データ統合/
データ・プレパレーション
Integrate / Prepare data

データ分析/探索
Analyze / Explore data

見える化と見せる化
Visualize / Present data
IBM Cognos Analyticsで利用できるデータは?(データ接続・アップロード)
IT部門に依存することなく、多種多様なデータでユーザ主導での統合的なデータ利用を実現します。
システムデータも
多種多様なDBやクエリエンジンが利用可能
- IBM Db2,
- Oracle,
- Teradata,
- snowflake,
- Amazon Athena,
- Amazon Redshift,
- Google BigQuery,
- Azure Synapse Analytics,
- watsonx.dataなど
ユーザーデータも
手元のExcelやCSVデータもアップロード可能

手持ちのデータを
利用者自身がアップロードして、
データベース化
組み合わされた導出データも
利用者が集計/導出データをデータマート化

利用者自身が
Cognos Analytics内に
データマートを作成して共有可能
IBM Cognos Analyticsで必要な準備は?(データ統合・データ・プレパレーション)
Web画面で使える「かんたん操作」のデータ準備(データプレップ)機能を提供しています。
利用者自身がデータを自由に選択して、自由に定義して共有ができます。

特色は?
クエリツールの感覚で、
・データの結合や集計の設定
・ソート方法の設定
・計算項目や導出項目の設定
・分類項目の設定
・データの調整方法の設定
・データの抽出条件の設定
・ディメンションの設定
などが可能
ポイント/強みは?

この機能の前段階で根源的に参照セキュリティ(セキュリティフィルタ)を設定しておけるので、
データの安全性を保てます。

サーバで処理する前提なので、
デスクトップ型ツールのようにデータの絞り込みに四苦八苦することなく利用できます。
高度なデータ・サイエンティストユーザにはこんなデータプレップ機能も!
絞り込み/集合操作/複数ステップ処理のデータフローを伴うデータプレップ処理が、Web画面で設定できます。
ターゲッティングデータの作成用途のユースケースでの利用イメージ
さまざまな条件でターゲット・データを絞り込み、絞り込んだデータに対する「和」集合、「差」集合、「積」集合などを組み合わせてリスト出力

Cognos Analyticsと連動させたJupyter Notebook上で、Pythonを用いたデータ処理を記述できます。
サーバーでのデータ処理実行をスケジュール化可能

IBM Cognos AnalyticsのセルフBIは、ライトユーザ層市民データサイエンティスト層向けに簡単さを重視!(データ分析・探索)
多くのことがAIで自動化されている
「かんたんな操作性」で分析ダッシュボードを作成

セルフBIの特色であるインタラクティブでビジュアルなデータ分析をライトユーザの方々でもすぐにはじめられます。

次のBIとして話題の「チャットBI」ってどんなもの?
IBM Cognos Analyticsでは、AI支援により、Chatでの対話によって、図表やダッシュボードの作成が可能です。

Chatで質問をするだけで
AIが必要なデータを見つけて
AIがグラフを自動生成
AIがグラフから読み取れることを提示
AIの進化により、これからのBI利用者は、
- データを探すこと
- BIの操作を覚えること
- グラフからインサイトを読み取ること
から解放されます。
Cognos AnalyticsのセルフBIには、他にもこんなAI支援があります。
AIによる自動でダッシュボード生成
Cognos AnalyticsのAIは、データ間の関連性などを自動的に統計分析し、重要な数値や切り口を自動抽出して分析ダッシュボード画面を自動で生成します。
ビジュアル分析のスタートポイントとなるダッシュボード画面として、すぐに利用いただけます。
AIによる自動時系列予測
Cognos AnalyticsのAIは、様々な予測ロジックを自動で比較検証し、季節変動を踏まえた将来予測を自動表示します。
複数の説明変数を用いて、複数の折れ線に対する予測を実施できるため、現実の分析で真に利用できるレベルを実現しています。利用者には、統計知識は不要です。
AIによる自動で統計分析
利用者が被説明変数を選択するだけで、AIが自動的に統計分析である決定木分析を実行します。
AIが説明変数の選定や値やパラメータの調整を自動で実施してくれるため、利用者に統計知識は必要ありません。
誰もがデータサイエンスを始められます。
AIによる自動What-if分析
Cognos Analyticsには、無料で使用できる拡張機能が数多く用意されています。
What-if分析機能を追加すると、AIが自動導出したロジックに基いたシナリオ分析が実施できます。例えば、為替変動や値引率などが収益に与える影響などをシミュレーションできます。
AIが使用するデータ項目を提案
「分析したいけど、何を見ればよいかわからない」と立ち止まってしまう利用者は、少なくありません。
CognosのAIは、データ間の関連性などを自動的に統計分析し、重要な数値や組み合わせると有効な切り口を利用者に助言します。
AIが分析結果を日本語で助言
「分析してみたけれど、何が読み取れるかわからない」と立ち止まってしまう利用者は、少なくありません。
Cognos AnalyticsのAIは、グラフから読み取れる示唆を日本語で列挙してくれます。有意な特異値があれば、ハイライトで示してくれます。立ち止まる必要はありません。
セルフBI時代も根強いニーズのある「チームBI」って、どんなもの?(見える化と見せる化)
分析ユーザのユースケースと異なり、一般的なビジネスユーザは、ほとんど時間をかけずに情報を参照/把握することを必要としています。
Cognos Analyticsは、そのような「経営ダッシュボード」「コーチングダッシュボード」や「帳票/レポート」ニーズに対応した「参照者に寄り添った画面提供」が可能です。
ポイント①:
経営ダッシュボードの最適表現 【フォーカスした表現】
経営ダッシュボードでは、情報過多にならぬように無駄な情報をそぎ落としたシンプルな表現が重要です。
最重要指標の現状にフォーカスしたダッシュボード画面例

ポイント②:
担当者向けダッシュボード/コーチングダッシュボードの最適表現 【デフォルメした意味表現】
担当者向けのダッシュボードでは、勝手な解釈におちいらないように、数値が表す意味を表現することが重要です。
他者との比較情報やアイコン表現を用いて成績表のようにわかりやすく表現

ポイント③:
帳票レベルの緻密なビジネスレポート表現
Cognos Analyticsは、帳票をBI上で表現することで、帳票をより戦略的な情報にブラッシュアップ可能です。
帳票のBI化画面例(BIならではの機能を足していけると、より効果的)


セルフBIに必要な柔軟性とスピードの両立を支えるプラットフォーム
ポイント①:Cognos Analyticsは、キューブやディメンションなどの事前設定や構築が不要。柔軟で迅速な運用が可能です。
- IBM Cognos Analyticsは、キューブ作成やデータ取り込みを必要とせず、DBを直接参照するため、運用負荷が軽く、変化への対応も容易です。


ポイント②:データキャッシュ用のインメモリ・カラムナDBを配置し、セルフBIに重要なインタラクティブな利用者操作の高速化を実現
- IBM Cognos Analyticsは、多量のデータ量に対し、セルフBIの特色であるインタラクティブな操作性を提供するために、サーバ内に展開されるインメモリのカラムナDBへ必要なデータを自動的にキャッシュします。この仕組みに、連続的に行われるセルフBIのユーザ操作に対し、クイックなレスポンスを提供できます。
- キャッシュなどは、自動で行われるため、設計や管理は不要です。

お問合せ・資料請求
資料請求・お問合せはお問合せフォームより
デモ・トライアル・BIツール導入相談や、Cognos Analytics導入後のお困り事など、お気軽にご相談ください。